◆ HONDA(ホンダ) FIT(フィット) モービル基台、モービルアース ◆
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 HONDA(ホンダ)社のFIT(フィット)、燃費も抜群で見た目より室内が広く、移動運用にはかかせない愛車になっています。モービル基台を取り付ける場所が限定されてしまうため、現在は後ろ側の左右(後ろ側から右側が144/430MHz帯)、左側がHF/50MHz帯)が取り付けられるようにしています(ICOM IC-706MKIIGMの無線機背面側のコネクタが2つあり、それぞれHF/50MHzと144/430MHzと分かれているため、2系統にしています)。

 移動先や駐車していると、「FIT(フィット)にモービル基台を取り付ける方法がなかなかなくって・・・」といったご質問を受けることが多く、今回まとめてみました。ご参考になれば幸いです。尚、取り付け作業等、くれぐれも自己責任でお願いします。
モービル走行中は、144/430MHzのアンテナを搭載しています。
モービル基台は、COMET RS730 を使用します。
16mmのラグ端子と1m(または1.5m)の平網線でできているモービル・アースを使用します。
モービル・アースの詳細な取り付け方は、こちら にあります。また ハム・ランド で取り扱っております。
このくらいの平網線(太さ、長さ)でなければ効果を発揮できません。
 
モービル・アースのワッカ側表、裏ともに導電グリスを塗布し、アンテナ基台に乗せて接続栓と共締めにします。
 
六角ネジとモービル基台のネジの部分を締めて、アンテナが垂直となるよう調整します。
 
 
 
2箇所にネジ留め部分にモービル・アースを取り付けます。取り付け方法は、こちら を参照してください。

1カ所目は、右写真の箇所に取り付けます。車のボディのネジを外します。ネジを外す際は、周囲に人、物がないことを確認します。ボディを支えている丸い支えは、かなりの力が加わっていますので細心の注意が必要です。また2人で作業される方が無難だと思います。
車のネジ部分、ネジと接触する車体の部分は、サウンドペーパで完全に塗装を剥がします。また取り付ける際、ネジとアース線またネジと車体部分には必ず導電グリスを塗ります。これを怠るとアースの効果はありません
同軸ケーブルとアース線の配線ルートの様子
車体にもネジで固定し、アースを取ります。必ず2箇所はアースを取るようにします。
 
 
モービル・アースを取り付けたら、SWR計で完全に電気的に接触していることを確認します。SWR値が約1.5以下であれば問題ありません。導電グリスを塗布し、モービル・アースと共締めしているネジの部分と車の塗装をサウンドペーパで完全に塗装を剥がしていればまずは問題にならないはずです。
ICOM IC-706MKIIGMの本体とICOM AT-180(HF+50MHzオートアンテナチューナ)。

DC電源は、バッテリーから直接引き込んでいます。

オートアンテナチューナは、モービルアンテナ搭載時には、SWR調整済みですので使用しません。モービル基台でしっかり車体(ボディー)アースが取れているので、ここからダイポールアンテナ等を引き込んだ際に使用します。
 
 
ICOM IC-706MKIIGM ダイヤル部分の様子。
 
移動運用の様子。

・左側のモービル基台
50MHz 2eleHB9CVアンテナを直接引き込んでいます

・右側のモービル基台
144MHz/430MHzモービルアンテナ
・左側のモービル基台
50MHzモービルアンテナ

・右側のモービル基台
144MHz/430MHzモービルアンテナ
7MHzモービルアンテナ
(この頃、モービル基台が右側にしか取り付けていなかった)
7MHz 5mhのモービルアンテナ
自作1.9MHzアンテナSWR測定中(アースは車体)
アースがしっかり取れていることもありバッチリSWRは落ちている。
自作1.9MHzアンテナでQRV中。いきなり1エリアから6エリアとQSOできたのは嬉しかった。

 「FIT(フィット)にモービル基台を取り付ける方法がなかなかなくって・・・」とお悩みの局長さん、いかがでしたでしょうか? ご参考になりましたでしょうか? 私はモービル基台を片側にしか取り付けていませんでしたが、移動運用で雨に遭遇した場合、どうしても2系統欲しいといった場合を考慮して今に至っています。アースをしっかり取るとこによりいやなエンジン音や反射(SWR高)もなく快適に過ごせることと思います。

 
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