◆ 調整とテスト パートII ◆
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・2009年3月25日(水)
〜調整とテスト パートII〜

・4MHz水晶発振器及び較正
周波数プローブをコントロール基板P6に挿入します。プローブの先端はコントロール基板の黄色TP3に挿入します。
・"CAL FCTR"を表示させます。
・"EDIT"をホールドし周波数カウンタを動作させると12090±30kHzで表示されます。
・コントロール基板C22を調整します。
・別の周波数カウンタかトランシーバを用意します。私はトランシーバを用意しました。短い線をアンテナ代わりにして4MHzの水晶の近くに置き受信機を4.000MHzにセットC22を調整してゼロビートになるように調整します。
 
・PLL基準発振器のテスト
周波数カウンタモードで、
リファレンスHI周波数 12097.8kHz
リファレンスLOW周波数 12087.7kHz
差し引き 10.1kHz //
差分が9.8〜13.0kHzであれば良好です。
〜VFO(電圧制御発振器)試験〜
・3.5MHzバンドを選択し、VFOノブで4000.10の周波数にセットします。
・周波数カウンタプローブの先端を黄色TP1に挿入します。
・周波数カウンタの値は8M(8000.00〜10M(10000.00)の範囲であることを確認します(ケーブルを外します)。
〜VFOの調整〜
・VCOコイル(L30)を調整します。
・R30の左側にテスターを接続し、各バンド、各下限/上限周波数において、電圧が1.5〜7.5Vの範囲でL30のコイルを調整します。
〜BFO(Best Frequency Oscillator)テスト〜
・周波数カウンタプローブの先端をBFO試験のために黄色TP2に挿入します。
・"CAL FCTR"を選択し、4908〜4918kHzの範囲で表示されることを確認します。
・BFOの範囲を調べます。
・BFO HI 4916.3kHz以上あれば良好です。
・BFO LOW 4912.7kHz以下

HIからLOWを差し引いて5.06kHz //
(3.6kHz以上でなければならない)
〜BFOの調整〜
・ボトムカバーを取り付けて行います。外部の影響を受けにくくするためです。
・周波数カウンタケーブルの先端を黄色TP1に接続します。
・7MHzバンドにセットします(7000〜7100kHzの範囲)
・"CAL PLL"を選択します。"EDIT"を1回ホールドするとVFOの直線化シーケンスが開始されます。
・10〜13kHz周波数が降下し、校正データを保存するたびに"d"が表示されます。
・4〜8分程度で較正が終了します。
〜I.F増幅器の調整〜
・I.Fアンプの感度を最大に調整します。
・7MHzバンド、モードはCW、フィルタはFL2、PRE ON(プリアンプON)にセットします。
・RFゲインツマミを時計回り一杯(ゲイン最大)にして、フロントパネルにヘッドホンを接続し、7MHz帯の弱い信号を使って、信号がよく聞こえ、ノイズが少なくなるようL34を調整します。
・写真は調整前の様子
・調整後の様子

〜組み立て パートIII〜
RF基板組み立て最後の章になります。
送信機の部品と残りのバンドパスとローパス・フィルタを組み込みます。ここまでくると全基板のK2の調整とテストが可能となります。

・電源スイッチをOFFにして、コントロール基板を取り出します。

 
 
 
・抵抗を取り付けます。
 
 
 
 
・コンデンサを取り付けます。
 
 
 
 
 
 
 
 
・コンデンサ途中まで取り付けた様子
 (部品面)
 (半田面)
 * 所用時間 4時間50分
 
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