新型ローテータ付タイヤベースのご紹介

現在、製作者の都合により製作できない状態となっております。ここでは紹介のみとさせていただきます。ご了承下さい。

製作者 JF1ITL局長(古池さん)のご好意によりご参考として掲載させていただいております。


超ローコストタイヤベース下部マスト径38mmまではこちらからどうぞ

平成16年3月14日JARL千葉支部主催ハムの集いにて展示即売会を行いました。

平成16年3月21日JARL埼玉支部主催ハムの集いにて展示即売会を行いました。

このページはローテータ付タイヤベース「ふみてーた」のページです。

縦長のページですが、ごゆっくりどうぞ。

 

ローテータが付いているタイヤベースを良く見かけますが、マストの途中に支持するものが無く、

そのままステーを張ってしまうケースがあります。ローテータに直接負担がかかってしまい、破損します。

ローテータの負担を減らす為に、マストベアリングを付けた商品がこのタイヤベースです。

上の写真は、分解した写真です。。セダンのトランクに収納できます。

コンテスト、移動運用で、ビームアンテナを手回しする必要はありません。固定局同様のアンテナ裁きが実現できます。

小型強力で、故障要素がありません。

安全で安定してアンテナを上げることができますベースは腐って錆びるまでご使用いただけます。                   

 特長は足場管の長さによって、マストベアリングの位置を変更でき、グレードアップを容易に実現できます。

マストが短い場合は上記写真のとおり60cm程度で、マストが長い場合は、足場管を長くし、

マストベアリングの位置を変更できます。足場管を長くすると、支点の位置が変わり安定します。

上記写真の仕様はふみテータにエモテーター社の103LB、マストベアリングに303型です。

強度の関係上、ローテータは105TSをご使用下さい。 

写真には映っていませんが必ずユニバーサルカップリングを付けてご使用下さい。

ローテータの破損防止になります

ベースの大きさは、横65cm・幅30cm・高さ30cmです。上記写真の重量は約23Kgとなっております。


仕  様

ローテーター付きタイヤベース

商品名 ふみテータ

ローテータ本体及びマストベアリングはエモテータ社の仕様に準じます。

ユニバーサルカップリングは必ず御使用下さい。マストクランプ破損防止になります。

 使用できるマスト 

太さは30mmから62mmまで。105TSのローテータの仕様に準じます。

105TSは、フジインダストリ社製のFAPシリーズの62.5mmが入ります。(ぴったり)

長さは、現時点12mクラス(フジインダストリ社製FAP714E)のマストを取付ける事ができます。(実践確認)

但しマストベアリングの位置を、地上から1.5m位の位置まで変更してください。ステーは必ず張ってください。

写真下はマストベアリング65cmの位置です。

 

必ず水平で地盤が硬化した場所で使用してください。

地盤が軟弱な場合は、厚めの(15mm程度の板20cmX20cmを何枚かににカットして)

木板を地面とふみテータの間に挟み、水平を確認しタイヤを乗せてください。

水平でない場所では木板を何枚か重ねて水平を保ってください。

又、ふみテータが地面に潜り込み防止にも効果があります。(上記写真参照)

水平でないとマストが伸びにくい、また横転する可能性がありますので十分注意をしてください。

上記写真はマストベアリングが地上から1,5mの場合です。マストはフジインダストリ社製のFAP714Eです。

ふみテータ本体は試作品です。

FAP714Eと28M3エレ(トップマストなし)地上高約10m。ステー張ってます。

 

50M、5エレメント、F9FTスタックの例。スタック間隔4mぐらい。FAP714Eを使用。(フルアップしてます)

後ろのタイヤで踏んでいます。(良くない)

 

ふみテータは必ず車軸重量が重いタイヤで踏むようにしてください。ほとんどの乗用車は前タイヤが重い。

このふみテータを展開する為には、若干の工具が必要です。(写真0参照)

水平器(水平、垂直を計る為)

ローテータマスト取付け部のUボルトのナットを素早く回す為の10mmボックスドライバ

足場管をふみテータに固定するボルト及びマストベアリングの固定に必要な14・17mmスパナ

水平、陥没防止用の木板を数枚

↑写真0↑

 

展開の方法

まず、ふみテータを水平に設置します。

水平でない場合、地盤が軟弱な場合、雨天が予想される場合は木板などを敷いてください。(写真1)

↑写真1↑

次にふみテータの上に車両のタイヤを乗せます。ゆっくり乗せ、必ず駐車ブレーキを確実に引いてください。

反対のタイヤには輪留めなどを施してください。

MT車の場合は駐車ブレーキをかけていても車両が動く事があります。

車両が動かないような措置を必ず行ってください。

 

次にマストをローテータに取付けます。(写真2)

こんな方法で予め、セットしておくと楽チンです。ご覧下さい。

↑写真2↑

ユニバーサルカップリングが付いている為、マストが揺れますがある場所で止まります。(写真3)

↑写真3↑

マストが静止している時に、足場管付きマストベアリングをマスト上部から挿入し、足場管をふみテータに固定します。(写真4、4−1)

 

  ↑写真4↑                 ↑写真4−1↑

マストベアリングの4方向のボルトを固定してください。(写真5)

↑写真5↑

マストが垂直になっている事を水平器で確認してください。(写真6)

↑写真6↑

 

ふみテータの展開はここまでです。 上記手順はフジインダストリ社製のFAPシリーズのマストを使用した例です。

マストにロックがついているフジインダストリ社製のFSPシリーズをご使用する際は、手順が変わります。ご注意下さい。

次にアンテナを取付けます。脚立があると便利でしょう。

ステーもこの時にマストにセットします。マストフルアップ後、マストが垂直になる様にステーを張ります。

ステーの張りすぎに気をつけてください。ローテータが痛みます。

ステーは必ず張ってください。またステーのアンカーも抜けないように十分注意してください。

山での天候の急変(風雨、落雷)などは十分注意をしてください。

大型のアンテナを上げる際も、十分注意してください。

特に強風はアンテナ、マスト、ローテータなどを痛める他、他の施設への転倒、車両への接触、

生命の危険に陥る場合がありますので、無理な場所での運用、天候には十分配慮してください。

ご使用の際は、自己責任にてお願い致します。

 

 

各部の拡大写真

    

                         ↑ベース部分拡大写真↑

    

↑マストベアリング取付部分拡大写真↑

 

事故事例

このふみテータでは事故は有りませんが、他社製のタイヤベースの事例です。

天気が急変し突風が吹きタイヤベースが曲がった。(ステー無し)

アンテナを取付け後、マストアップ途中でタイヤベースが曲がった。

車両の後方でタイヤベースを踏んだ為、車両が浮き上がり、アンテナ、マストごと横転。

MT車で駐車ブレーキが甘かったため車両が移動しアンテナ、マストごと横転。

雨で地盤が緩みタイヤベースが地面に潜った。

この他多数の事故がありますので、危険を予測しながら作業してください。

保守点検

特に有りませんが、万が一、ヒビ、曲がりなど有りましたら使用を中止してください。

年に1回程度、缶スプレーなどで着色していただくと、(ローテータ本体も)錆び腐食の防止につながります。

ローテータ、マストベアリングなどはエモテータの仕様に準じます。

さていかがですか?移動運用にて貴局のオペレータの操作性が更に向上します。

QRP局もSメータを見ながらアンテナをコントロールし、ピックアップできます。結構重要ですよね。

貴重な移動運用の時間を思う存分お楽しみください。

 

販売価格15,000円 (現在、製作者の都合により製作できません。ご了承下さい)

この価格には、ふみテータベース(エモテータ社105TS取付け用)、

マストベアリング台(エモテータ社303型取付け用)及びマストベアリングパイプ(足場パイプ)100cm込み。

現時点ではローテータ105TS専用となっています。

他製品のローテータは現時点では取付不可となっています。

ユーザ様のレポートで、マストベアリングはクリエイトのCK46も取りつけられるとのレポートを頂きました。ありがとうございます。

この製品にはローテータ、ユニバーサルカップリング、マストベアリング、マストは含まれておりません。

 

製作時の使用機材の紹介

    

   半自動溶接器          ボール板         高速切断機          卓上グラインダ

他に、アセチレン切断機 ハンドグラインダ、サンダーなど使用。 

1台1台、ハンドメイドで製作しておりました。