◆EQT-1 製作編 CalKey I ◆

* 掲載について快く承諾いただきました 児玉さん(JR3GOX局長)」に
心より感謝いたします(06年3月14日)

 ・写真をクリックすると大サイズで表示します。

EQT-1を考慮した エレクトロニクスキーヤーユニット CalKey I (06年3月4日)

・3月3日はひなまつり。JLRS主催 3・3 雛コンテストに参加。EQT-1を使用し、楯振り電鍵を使用しましたが疲れてしまいました。またエレキーに慣れているため、通常の楯振れで使用しなければならない条件があるコンテスト、例えばA1クラブ主催 Let's A1コンテストのような場合を除き、エレキー機能は欲しいと思っていました。



さんで EQT-1のコンセプトを考慮された、エレキー(エレクトロニクスキーヤ) CalKey I (消費電力にこだわっている点が素晴らしい、電源電圧3V、動作時電流1mA以下、受信時電流1μA以下)の評価依頼を受け早速、試してみることにしました。
* 実際に発売されているキットの包装は異なっている場合があります。ご了承下さい。
* 評価機と実際のキットの中身は同じものです。






・プログラム済みのPICマイクロコントローラが搭載される。




・PT板は表面実装タイプ、部品点数が少ないので特に苦にはならないと思います。




・第1図 回路図の「電源」「アース」の接続で、「アース」部分を中央部分(黒)から引き回すことにしました。




・第1図 回路図の「電源」「アース」の接続で、「電源」部分を左SW部分の一番右側(赤)から引き回すことにしました。




・現在のキー部分の様子




・ドット(dot)、ダッシュ(dash)、アース(com)部分を確認しましょう。使用しているRIGの説明書に記述があります。




・製作の様子






・左側上から、電源(赤)、動作切替/バクキー(黒)、キー出力(黄色)
 消費電力を測定する際に(黒)をアースに接続します。最後に外します。外さないとダッシュ(dash/長点)時、送信状態のままとなりダッシュ機能が働きません。
・右側上から、ドット(赤)、ダッシュ(白)、-(外部に可変抵抗を持たせる場合はダッシュの下で結線、私はPT板に可変抵抗50KΩを搭載したため未結線)、アース(黒)
・モニターできるようにサイドトーン端子が設けられておりますが、従来通り信号はイヤホンでモニターできるため特に使用しませんでした。








・ドット、ダッシュとも動作に問題ないことを確認した後、両面テープで、EQT-1内部背面にしっかりと固定します。写真と上下逆方向とすれば可変抵抗の調整が楽になります。






・今回の3Pジャック 上 ドット(赤)、中央 アース(黒)、下 ダッシュ




・前のジャックは外さずパラ(並列)接続しておき、楯振り電鍵を使用したい場合はこちらを使用できるようにしておきます。写真は固定していませんが、前のジャックが他の電極とショートしないよう固定しておきます。
(2極のジャック用として既にこれに合う電鍵を製作しているため残しました)






・可変抵抗の矢印が10時の方向で、約18wpm程度となったためここで設定しました。




・動作切替/バグキー端子をアースに落とし、送信時の消費電力を測定してみました。
・受信消費電力 3.01(V) × 7.4(mA) = 22.27(mW)
 CalKey搭載時との差分 ほとんど変わらず
・送信消費電力 2.98(V) × 50.0(mA) = 149.0(mW)
 CalKey搭載時との差分 0.4(mA)増加 (CalKey取付け前 49.6(mA)

送信/受信トータル消費電力 = 22.27 + 149.0 = 171.27(km)以上でTPとなる)




・早速移動運用で試運用。コンディションはよくなかったものの、3/8エリアとQSOすることが出来た。簡易的な横振れキーヤを使用。






◎(評価機の)感想◎

・EQT-1で、ほとんど改造することなく、EQT-1のコンセプトがしっかり守られている CalKey I は素晴らしい。
・エレキーに慣れている局長さんでも、楯振れで疲れることなく長年実用(愛用)できる。
・スピードの可変調整は、抵抗、コンデンサで幅が変更可能となっているが今のままで十分使用できる(特に変更の必要性は感じられなかった)。
・ドット(ト)、ダッシュ(ツー)の 1:3 はスピードに関係なく問題なかった。
・EQT-1 + CalKey使用後、IC-703(0.1w) + エレキー と比較したがまったく問題がなかった。
・ドット(ト)、ダッシュ(ツー)の可変スピード調整が、EQT-1内でしか調整が出来ないため、外付けの可変抵抗を設けようと思います。
・移動用として、簡易横振れキーを使用したが、登山する時やすべて自作シリーズ化での運用以外は、ずっしりした横振れキーメーカ製のものを使用した方が無難だと思った(笑


★外部可変抵抗★ (06年3月10日)

・エレキーで楽になりましたが、相手によってトンツーのスピードを内部可変抵抗で調整していましたが次第に面倒になってきたので外部に可変抵抗を取り付けることにしました(本キットには含まれません)。


・可変抵抗50kΩ 50円、つまみ 20円(部品屋さんにて入手)




・EQT-1で使いやすいよう前面右側手前に配置しました。






・内部抵抗50kΩは取り外しました。






・取り外し取付けができる線長で。。。






・時計回しに回すとスピードが早くなります。通常は手前から見て3時の方向。
・回し切ると早すぎて打てません(笑





・早速、3月11日(土)、12日(日)に本EQT-1で運用してみましたがスピード調整はバッチリでした。上側は突起物になりますが操作性を考えても特に問題ないと思います。また通常使用するスピードと、ある程度遅い早いスピードの箇所にマークしておくのがよいかと思います。

 
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